総貯水容量 |
ダム湖に貯めることのできる水の総量。つまり堆砂容量、利水容量、洪水調節容量の全てを合計した容量の事です。 |
有効貯水容量 |
ダムに貯まる土砂のための容量を除いて、実際に貯めることのできる水の量。つまりダム湖の総貯水容量から、堆砂容量を引いた容量の事です。 |
貯水率(有効) |
有効貯水容量に対する、その部分の貯水量の割合(%)です。 |
洪水調節容量 |
洪水時に洪水調節を行うための容量。洪水時最高水位から平常時最高貯水位(洪水貯留準備水位)を引いた値が洪水調節容量となります。この容量を使って洪水を調節します。 |
利水容量 |
流水の正常な機能の維持、生活用水、工業用水、農業用水、発電等に利用する水を貯めるための容量。最低水位から平常時最高貯水位までの容量が利水容量となります。この容量に貯まっている水を使って利水補給を行います。 |
貯水率(利水) |
利水容量に対する、利水容量に加え洪水調節容量分に貯まった貯水量の割合(%)です。 |
堆砂容量 |
ダム湖におおよそ100年間に流入してくる土砂のため予め設けておいた容量です。 |
河川の流水の正常な機能を維持させるために必要な流量のことであり、舟運、漁業、景観、塩害の防止、河川管理施設の保護、地下水位の維持、動植物の保護、流水の清潔の保持等を総合的に考慮し、渇水時において維持すべきであるとして定められた流量(河川維持流量)およびそれが定められた地点より下流における流水占用のために必要な流量の双方を満足する流量であって、適正な河川管理のために定めたものをいいます。
ダムはその材料によって、コンクリートで作られるコンクリートダム、土や岩で作られるロックフィルダム、土で作られるアースダムの3つに大別されます。さらに、その構造によって細分化されています。